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第4章
~ドワーフの村~
「「きゃーーー!!!」」
「やめてぇ!あっち行って!!」
ッ!!壁に立てかけてある斧を手に取り、家を飛び出す。
すると村の子供たちが一斉に抱き着いてきた。
「村長様~!!!」
「ヒカルと~!」
「カケルが~!」
大きく息を吐き、頭に手を当てる。
大きな虫を掴んだ少年達が、こちらに向かって手を振りながらかけてきていた。
「ヒカル!カケル!いたずらはやめてお…」ペチッ
「「プッ…。
アハハハハハッ!!!!」」
「あれえ、村長~!呼んだ~?」
「でも、見当たりませんね?」
「目の前にカブトムシのお面をした人はいるけどな。」
「不思議です。ねぇ?カケル。」
「ああ、こんなにセンスの悪いお面も見たこともない。なぁ?ヒカル。」
「お前ら…いい加減にせんかあああああああああ!!!!!!」
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