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「ここが今日からお前が編入するクラスだ!!」
そこには、2-Aと書かれた札が下げられていた。…予定と何かが違う。
「…あの、すみません。
盲魔の僕が、どうしてAクラスなのでしょうか。それとも、こちらの学園では、Aクラスが1番下のクラスなのでしょうか…?」
入学テストの筆記も体術も平均より上にしたが、それでも盲魔だということを考えれば、Aクラスはあり得ない。
「いいや!!Aクラスが1番上だ!!!」
「僕は盲魔なのですが…1番上のクラスってあり得るのでしょうか。他にもいらっしゃいますか?盲魔の方…」
「いいや!!お前が初めてだ!!おめでとう!!!」
「…」
思わず黙っていると、ゲン・スミスはこう続けた。
「…国家所属の魔法使いさえ、未だに描くことが出来ていない魔法陣があるそうだ。」
「…はい…?」
「我が学園の教師は変わり者が多くてな。描けないだろうと毎年、筆記試験の最終問題にそれを盛り込んでいるそうだ。」
ーーーンンンン????
ゲン・スミスが笑顔で続ける。
「実はそれを描いた天才が転入してくると聞いてな!!!!」
おかしいだろ!!!!!!国家所属の魔法使いが描けない魔法陣が、筆記試験に盛り込まれてるとか誰が想像するんだよ!?!?世界トップとはいえ、学生だぞ!?!?
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