第4章

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洞窟の外に出て、離れた草原へ転移をした。 そこにはフヨフヨと2つの石が動き回っている。 即席の魔石だ。 魔石とは、その人の魔力を込めた結晶のことで、今回はそれをアリバイ作りに利用した。 気配は俺たちにそっくりの為、魔力探知ができる教師やそれに準ずる能力の持ち主なら、非常に騙されやすい。 俺は盲魔だからなくてもいいが、気配を出すために、薄ーく用意してあったのが、功を奏した。 結界が解けた直後、教師は真っ先に俺たちのいる草原へと来たのだった。
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