第5章

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立ち上がり、吊られている長老を見た。 立派な髭と成人しているにも関わらず、人間の子供ぐらいの身長。 そしてがっちりとした体つき。 洋服は森の植物で作られており、背中には身長と同じ位の大きな斧を背負っている。 彼は古くからこの世界に存在し、森を守ってきた。 世界に一人しか存在せず、同時期に二人存在するということは無い。 寿命を終えると、その記憶は受け継がれ、再び森の奥の古い精霊の木から生まれるという。 “ドワーフ” それが彼の種族の名。 そっと、体に触れる。 滲む世界から逃げるように目を閉じた。 「…光の時ーラリックー………!」 瞬間、彼の時間が、自分の中に流れ込んでくる。 ――――――――――――――――――― ―――――――――――――――――― ――――――――――――――――― ―――――――――――――――― ――――――――――――――― ―――――――――――――― ――――――――――――― ―――――――――――― ――――――――――― ―――――――――― ――――――――― ―――――――― ――――――― ―――――― ――――― ―――― ――― ―― ー
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