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「裕也!」
病室にはベッドに座る裕也の姿
「無事…だったんだ」
「あの…どちら様?」
「ゆ、や…?」
嘘だ。
冗談でしょ?
僕をわすれちゃったの…?
近くにいた裕也の友達が
小声にぼくに言った
「音也との記憶だけないんだ…
あいつ、他の記憶はあるのにお前だけをわすれてる。
医者の話だと時期に戻るらしいから、辛いけど頑張れよ?」
頑張る?
なにを…?
僕に愛を教えてくれたのは
裕也じゃないか…
裕也が僕を忘れたら
僕はどうすればいいの…?
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