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いつ別れようと言われるかと考えると
怖くて怖くて…
それで…連絡しなくなっていったの…
涙が頬を伝った
彼はバカだなぁ…と頬の涙を拭って
俺はね、お前じゃなきゃ駄目なんだよ、
俺はずっとお前の事好きだったんだよ?
涙が溢れ止まらなかった…
頭をポンポンして俺を信じて…
と優しく囁いた
ぅん…ぁりがとぅ…
少し落ち着いてから喫茶店を出て
久し振りに彼の部屋へ
懐かしい…
そう呟くと写真立てが目の前に
私達の笑顔の写真だった
涙が溢れ出した
彼は私の事好きでいてくれたんだね
それなのに私は逃げて…
彼はキッチンでコーヒーを入れて
はい、どーぞ!
と手渡してくれた
ありがとうと受け取り一口飲むと
彼の温かさが伝わってきた
隣に座り、たわいのない話をしてテレビを観て私達は笑っていた
彼は私の頭を撫でてみゆ?と呼んだ
彼を見ると真面目な顔で
俺と付き合って下さい!!
と土下座した
驚きのあまり真っ白になったけど
とても嬉しかった
こんな私でいいの?
本当に私でいいの?
彼はキツく抱き締めて
大好きだよ…と耳元で囁いた
私も大好き…と全身が心臓みたいに
ドクドクしながら伝えた
顔を見上げると彼は笑っていた
私も笑った
ずっと笑っていようね
そう彼は頭を撫でながら言った
うん!
また彼をぎゅーっと抱き締めた
彼は苦しいと笑っていた
私も苦しいねと笑った
二人で笑っていたい
これからも
ずっと…
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