第1章

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あなたに初めて会ったのは ここ、エブリスタだった くだらない日記を毎日書くわたしは 絵師をさがして、渡り歩いていた その中の一人が、そう あなただったんだ あなたのその切ない絵に わたしは惹かれた あなたのその儚い言葉に わたしは胸をうたれた どんな下ネタも笑ってくれた どんな会話も繋いでくれた どんな私でも、受け止めてくれた あなたがどんな人生を歩んできたか わたしは知る由もなく そんなあなたの前でわたしは バカみたいに笑っていた あなたにもただ、笑って欲しくて 掲示板から、しだいにメールへ 二人ともどもペナルティーをくらった それでも毎日メールできるなら そんなこと気にもとめなかった やがて季節は過ぎゆき 電話をするようになった 思えばあの時からあなたは わたしの唯一の道しるべ わたしの無二の道しるべ 何をするのも初めてだったわたしを あなたは優しく導いた 強制せず、甘やかさず ただ前を歩いてくれた その横を歩きたいわたしは 必死にあなたに追いついた その手を握りたいわたしは 決死の覚悟で追いついた 追いついていたんだと 思っていた
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