第2章

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雪「まず、ここは初等部、中等部、高等部があることは知っているわね」 十六夜「はい」 雪「ん、よろしい。そして一学年にクラスが8個在ることは?」 十六夜「先程道中で確認しました。クラスは成績の良いものが上になるそうですが」 雪「そこまで知っているのね。話が早くて助かるわ。クラスは上から順にS、A、B、C、D、E、F、Gとなってるわ。十六夜君は編入試験の結果Sクラスね 」 十六夜「わかりました」 雪「次の説明をする前にこれを渡すわ」 雪は机から手帳の様なものを取りだし、十六夜に渡す。 十六夜「これは?」 雪「この学園の生徒手帳よ。それは寮の鍵や学園内の財布や携帯がわりになるから無くさないでね」 十六夜「わかりました」 雪「うん、よろしい。じゃあ続きを話すわね。この学園内では施設が一部を除いて全て有料なの」 十六夜「全てですか?」 雪「ええ、そうよ。と言っても使われるのは学園から支給される特別通貨だけどね」 十六夜「特別通貨?」 雪「特別通貨は月に一度、その生徒手帳に学園から支給されるわ。ただし、支給される額はそれほど多くないので自分たちである程度稼がなくちゃいけないわ」 十六夜「自分たちでですか…。どうやってです?」
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