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お姉ちゃんが出ていった病室。
瞬くん、が、ベッドの隣の椅子に座って、あたしを見つめる。
「えっと……。俺のことも、わかんない?」
「……はい。ごめんなさい」
彼氏、って、立場上、いや、そうじゃなくても、忘れられるって嫌だよね?
「うん…いや、ううん。謝ってもらう事じゃないんだけど」
ハハ、と笑いながら言ってくる。
………まったく見覚えがない。
誰、この人、としか思わない。
「じゃ…自己紹介から。夏川瞬、です。17歳」
17歳ってことは……あたしより先輩だ。
夏川瞬、先輩。
あたしより2歳上。
高校2年生か、高校3年生。
「……あの、あたし達って、今何年目なんですか?」
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