prologue

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 大好きだった。  確かに、好きだった。    彼が誰かなんて、あたしは知らなくて。  彼がどんな人かなんて、あたしは知らなかった。  それでも。  それでも、確かにあたしは彼が好きだったんだ。    あたしが、全てを取り戻せば。  もう一度、会うことができるんだろうか。 
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