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シンが扉をノックすると、『どうぞ』という声が部屋の中から聞こえた
「失礼します。シン・スィエル、並びに、レイス・エヴァンジール、ウリア・フルーブ。到着しました」
シンは何故かかなり丁寧に挨拶をした。癖なのだろうか?
「はぁ…シン君、君の事は知ってるけど、更に堅物に磨き刈ってるね…」
学長である人は、一回ため息を吐くと、椅子から立ち上がった
「ようこそ、私の学園へ!私は『マリーナ・カジマ』です。
この学校の学長をしてます。これから、よろしくね!」
すると、学長は私に握手を求めてきた。私はその握手に答えた
「よろしくお願いします…」
私は少し警戒しながら、握手を交わした
「君は、ウリアちゃんだね?これから、よろしくね」
すると、ウリアは『よろしくね!お姉さん!』と答えた
学長は、それを聞くと、少し鼻を抑えた
「どうしたの?お姉さん」
ウリアが心配をして声をかけたが、学長の手の間から赤い雫が地面に落ちた
「と、とりあえず!そろそろ君達の担任が来るはずだから」
すると、タイミングを計ったかの様に扉がノックされた
「入ってきて良いですよ」
「失礼します」
扉を開けて入ってきたのは、眼鏡をかけた女性と、美しい容姿のの男性だった
「始めまして、私は『シャニ・ゼラ』。レイスさん、貴女の担任を勤めます。これから、一年間、どうぞよろしくお願いします」
「はい。よろしくお願いします」
私とシャニさんは握手を交わした
「君がウリアちゃんだね?
僕は、『オルガ・ギラト』一年間君の担任をします。よろしくね」
「はい!お兄さん!…じゃなくて、先生!」
「それじゃあ、レイスさん行きましょうか」
シャニさんは扉を開けて、外に出ていった
「ウリア、また後でね」
「うん!また、後でね!お姉ちゃん!」
「学長先生、それでは」
「あ、うん。」
学長は鼻をティッシュで鼻を拭きながら、言った
私は、シャニさんについていく。外に出ると、シャニさんが待っていてくれた
「話は終わったか?」
「はい。待っていてくれてありがとうございます」
シャニさん…私の為に待っていてくれたんだ…この人、良い人かも…いや、普通だ
「それじゃあ、行くか」
そして、私とシャニさんは、私達の教室に向かった
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