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まず人が僕の周りにいるということが、我慢出来ない。
僕のことを知っている人ならいいんだ。それなら別に問題ない。
だが、僕のことを知ってない人の前では、声が小さくなる。
僕は昔から不思議っ子扱いだったので、それを人に知られるのが怖い。
普通の人の前では普通でいたいし、ほんとの自分を知られたくはない。
僕は幼い頃から嫌われ者だったので、もう嫌われたくはないのだ。
嫌われてしまうと、その場に僕はもういれなくなるような気がして。
その恐怖からか、自分からは声をかけられない。誰にも。
勿論、友達とかなら普通に声をかけられる。でも、少ししか
仲良くなかったりしたら、全く声をかけられないのだ。
ほんとは、声をかけたい。でも、無視されたら?嫌な顔されたら?
…それが、怖い。それに、いきなり声かけてもいいのだろうか?
吃驚しないかな、不審がられないかな、どうしよう、どうしよう。
そうやって、また話しかけれずに一日は終わりを告げる。
帰ったら一人。友達は、あまりいない。しかも忙しくて遊べない。
ほんとの友達は二人くらいだ。一人はわがままだから、相性が
合わない。けど、腐れ縁ってやつだ。一緒にいたら盛り上がれる。
親は、仕事。僕の学校は昼に終わるから、帰ったら暇になる。
宿題もないし、何もすることがない。唯一楽しめるのが、
趣味の絵だ。目的があれば何時間でも没頭出来る。それだけが救い。
でも、それだけ。友達を増やしたくても、声をかけれない。
父は夜勤だから、昼間は遊べない。遊んでくれない。
父は寝てるか、テレビを見ている。遊んでくれたらいいのに。
でも父も同じアスペルガーなので、仕方ない。そう言い聞かせる。
ゲームもすぐ飽きるし、ゲームに対しては何の必要性も感じられない
から、やろうとも思わない。本を読んでいても途中でめんどくさくなる。
友達とバドミントンとかしている時は、趣味より没頭出来る。
けど、友達はあまり遊べる時間がないし、今頃まだ学校だろう。
…何もすることがない。いや、あるのだがやる気が出ない。
どうしようもなくて、ただ泣いて時間を潰すことしか出来ない。
そんな人生は嫌だと嘆いても、何もすることが出来ないのだ。
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