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「朱美はバツ一つかぁ・・・」
「ずいぶん失礼な言い方じゃない?」
「そう?私は戸籍キレイだもん」
40を迎えた亜朱さんは昔と変わらず、いつもキレイだった。
私が困った時や悩んだ時、いつも現れ私を導いてくれる。
「朱美、あなた店でもやったら?」
「店?」
「うん、料理好きなんでしょ?」
そう、料理教室ですっかり料理にハマった私。
「レストランなんか大変じゃない・・・」
「何もレストランだけじゃないわよ。カフェやバーだって・・・」
そう、こうして亜朱さんに導かれるようにしてバーと開店する事になった。
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