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「へぇ~良いじゃん。このカウンターとか空間の使い方がイイと思うよ」
ワイングラスを口に運びながら美晴は、店内をくまなく物色している。
「うん、やっぱり落ち着いた空間にしたいんだ」
私はこれからの計画を美晴に話した。
彼女のセンスは凄まじい。
いつでも何かを狙っている。
彼女は狩人。
それは、仕事に対しても、人間に対しても。
「朱美はどうーゆーコンセプトにしたい訳?」
あら、完璧な仕事モードになってる。
「ふふふ『適度な緊張と癒し』それがテーマかなぁ」
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