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アレンと一緒にいる時の俺を見たユウは、何だかユウではないような気がしてきて、痛い。
アレンが俺に触れる度に、そこから湧く罪悪感と、ユウに見られている緊張からの快感が混じり合い、訳が分からなくなってくる。
俺がふとユウを見ると、ユウの顔からじわじわと感情が滲み出ていた。
「何でそんな顔するんさー、もっと笑うさー」
俺がユウの頬を引っ張ると、ユウは俺の手を払う。
「やめろ。触るな」
そう言ってユウは先へ先へと歩いていってしまった。
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