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その後は閉会式だかが本来はあったのだが、まぁハプニングの関係でそれは中止となり、一同はそのまま解散。
事態の説明についても改めてまた後日となり、俺達四人+アキラ君は未成年者引き取り関連の事務手続きを終え、訓練所内の応接室へと通された。
ここでスノーさんが待っているらしい。
「やっぱり緊張するね。」
「・・・。」
小鳥さんにシカトされてる・・・。
「そ、そうっすよね!緊張するっす!」
「そうだな、緊張するな。
ミカオ、ゴー。」
コンコン。
「どうぞ~。」
中からスノーさんの声。
「わんっ。」
ミカオ君をじろりと睨み、黙っている。
怖い。
「・・・・・・ミカオ君と言ったわね。
わんとはどういう意味?」
「す、す、す、す、スワヒリ語で失礼しますっ!て意味です!育ったのがスワヒリでしたのでつい口に出てしまいましたっ!すんませんっ!!」
だらだらと汗を垂らすミカオ君。
「・・・スワヒリは文明の言葉であり、現代の地名を表す言葉ではありません。
・・・さて。どうします?
今ならまだ間に合いますよ?」
冷静かつ冷徹な声質。冷気すら感じる。
「ごめんなさいーーー!
つい間違えて口が滑って、嘘つきましたっ!!」
あ、土下座してる。
「よろしい。今度からは素直に謝りなさい。
さて、皆さんはそこのソファーにお座りください。ミカオ君以外はね。」
「お、俺はどこに・・・。」
「わかるわよね?」
ぎらりと光る眼光に、そのまま床で正座を続けることを決めたミカオ君。
怖すぎる。
「それでは本題です。
まずはゆうすけさん、最後あんな形になってしまったけどトーナメント優勝おめでとう。 」
「あ、ありがとうございます。」
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