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……あれ?
もしかして──
もしかする?
「……歴代最強賢者・夜御様?」
俺の言葉に、皆の視線が集まる。
「懐かしいな
その呼ばれ方」
その言葉で確定だろう。
「あ、あの夜御様は、こんなに若かったのか!?」
「若いって……
同い年だろ?」
「「同い年!?」」
それには皆が驚きの声をあげた。
僅か15~6歳で賢者になるなんて……
しかも、歴代最強の。
「それにしても、アクエルの制服は変わってねぇな」
俺の制服を見ながら、そんな事を呟いている。
歴代最強賢者など、大した事がないというように。
……って、制服?
「アクエルの制服を知っているのか?」
「そりゃあ、通っていたからな」
そんな爆弾発言に、訓練所は一気にワいた。
伝説の救世主とまで言われている夜御様が、アクエル魔法学園に通っていたというんだから。
年齢的に通っていてもおかしくはないけど、賢者と学生の二足のワラジだったのか?
凄過ぎだろう。
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