プロローグ

2/6
前へ
/153ページ
次へ
唖然。 その言葉がピッタリだと思う。 アクエル魔法学園の授業で、魔法陣へ魔力を送り、使い魔召喚を行った。 眩い白い光が消えて、そこに現れたのは……寝ている男。 見た事のない青い髪を省けば、俺とあまり歳の変わりなさそうな男。 寝ていても分かる位、その顔は整っている。 でも── 俺は使い魔を召喚した筈。 つまり、この人間の男にしか見えない奴は、使い魔になる奴って事だ。 だけど、どんな種族なのかが分からない。 人型をとると言われているのは、精霊、天使、悪魔。 でも、そのどれも当てはまる特徴がない。 通常、精霊や天使なら羽根がある筈だし、悪魔はキバや翼がある筈。 ……何者だ?
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1696人が本棚に入れています
本棚に追加