never、never…

3/3
1662人が本棚に入れています
本棚に追加
/153ページ
そして、アクエルを卒業した俺は、ルキアの召喚主として、軍人になった。 ルキアを必要とするような事はあまりないらしく、どちらにせよ、俺はルキアを喚ぶだけだから毎日暇だ。 ルキアへは講師の任務もかなりきているけど、“面倒”だと言って取り合わない。 賢者の時から講師は嫌いだったと言っていたし、周りも無理強いをしない。 ルキアに見限られる事の方が痛手なのだろう。 ルキアは例に漏れず、のんびり気儘に過ごしている。 討伐は簡単に終わらせてしまうし、周りと親しくしようとしないのも変わらず。 莫大な力を持つルキアなのに、無闇に力を使おうとしない。 通常魔法を飛ばし、拘束するか、転移魔法を使う事ばかり。 簡単に魔武器で討伐してしまう事も多い。 俺は、ルキアにとって重要な人物になれない。 俺がハーディネス家に引き取られた奴の子孫ってだけ。 ルキアと俺の関係は、ずっと平行線のまま。 ルキアと親しくなれる者は、誰もいない。 それはシキの子孫であるロナンも。 いつも近寄ってくる賢者様達も。
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!