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ヒビヤsade
「ねぇ、ヒビヤ君。何に乗りたい?」
「あまりない。というよりモモが乗りたいものだったらなんでも良いよ」
僕はめんどくさそうに答えた
「だったら、あれ乗ろうよ!!!あれ!!!」
モモの指を指したほうには先ほどのジェットコースターとは
別のコースターがあった
僕はコースターとかは大丈夫だけど
モモが大丈夫とは思わなかった
「別に良いよ?乗ろうか」
空いてはいなかったが、数分まったら乗れた
僕たちの席は一番前だった。
「ドキドキするね。ヒビヤ君」
「うん、そうだね」
なんで、僕素直になれないんだろう
カタカタカタカタ
コースターはゆっくり登っていく
もう少しで頂上に着くところでモモが僕の手を強く握ってきた
「え?」
「なんか、いきなり怖くなってきた。。。」
なんだろう。いまのモモの表情なんか可愛い。
コースターは一気に滑り落ちる。
中々のスピードだ。
「キャー!!!」
横ではモモが悲鳴をあげてる。悲鳴を上げるくらいなら
乗らなきゃいいのに・・・。
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