第1章

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お店を出て、私太っちゃったかなぁ~…。と不安げに言うと、レンは、赤ちゃんが育っていくんだから段々太るのは仕方ないだろ? と頭を撫でてくれた。 そうだね♪栄養一杯摂って、大きくなって元気な赤ちゃんが産まれますように!! パンパン♪と手を叩く。 結愛、誰にお願いしてるんだよ!!と、レンは爆笑してる。 だってぇ~…。 お願いしたかったんだもん♪とふふっ♪と笑うと、レンは、また笑いながら頭をクシャッと撫でてくれた。 車に乗り、海が見たいなぁ~と言うと、レンは、海か…日本海に行ってみるか?とニカッと笑う。 やったぁ♪♪ 私は嬉しくて万歳をしようと手を挙げると、ダンッ!と上にぶつかってしまった…。 何やってんだよ♪ハハハハッ!!とまた大笑いされてしまった。 テヘヘヘ…と笑うと、レンは優しくキスをした。 海だよ、海!!嬉しいね~♪と私がはしゃぐと、結愛が子供みた~い♪と赤ちゃん呆れてるぞ? とレンが言うから、私はれっきとした大人で御座います!!とシャンとすると、また大笑いされてしまった…。 外の景色を眺めながら、ぼぅ~っとしてると、酔ったのか?とレンが不安げに聞いてきたから、私は、違うの…不思議だなぁ~って…お腹に赤ちゃんが居る。私のお腹で育っていくんだなぁ…って、考えてたの…。 と、言うとレンが、そうだな…不思議だな。 大切な命が育って産まれるんだからな… と真面目な顔をしていた。 俺、頑張るから! 家族3人、明るく笑顔の耐えない家庭に出来るように!!と、私の瞳を直視して髪を撫でた。 レンの言葉に私も頷き、私も頑張る!!他の家族から羨ましがられるような家庭になれるように…。と答え、頭を上げるとレンは、優しく私を見つめ長いキスをしてくれた。 二人で微笑み合ってると、ププッとクラクションを鳴らされ、前を見ると信号が青になっていた。 レンは、慌てて発進した。 暫く走り、海が見えてきた。 あっ!!海だよ!! 私が叫ぶとレンも、やっと見えてきたなぁ♪と笑う。 やっぱりいいよねぇ…海…。 和むなぁ…と言うとレンは、結愛は食べてる時と赤ちゃんの話の時と海の時と同じ顔をするな♪とからかう。 だってぇ~幸せなんだもん♪♪ とふくれるとレンは、ハハハハッ♪とまた大笑いした。
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