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レンは、お待たせ致しました♪とまた格好つけて、カチャッと私の目の前に置いた。
レンもやっと隣に座り私を見た。
あれ?エプロンは?と聞くとレンは、あ~…ごめん…。
さっきのシャンパンの事件で…と言葉を濁す。
あ~そっか…とちらっとレンを見ると、少し俯いていた。
レンの服は大丈夫だったんでしょ?
だったらいいよ♪エプロンは、服を汚さない為にあるんだから♪
ネッ♪と肩に頭を乗せると、レンは頭を抱き寄せ、ごめんな…と謝った。
いいから、早くコーヒーで乾杯しよっ♪
と顔を上げると、レンは微笑んでいた。
かんぱ~い♪♪
今度はこぼさないように、そうっとカチャンと乾杯をして、口を付けた。
ブラックなのに苦くない!?なんで!?
私は煎れ方を教わりたくてレンの顔を見る。
教えて欲しい?とイヂワルそうにレンは笑う。
教えて♪教えて♪
腕を掴み、揺さぶる。
レンはニカッと笑い、ひ.み.つ.♪と言いコーヒーを飲み干した。
もぉ~!またイヂワルするぅ~!
パンケーキもう作ってあげな~い!!
と言うと、慌ててレンが私を抱き締め、作って下さ~~い…と泣き真似をした。
レンったら母性本能くすぐるの得意なんだからぁ…と言うと、よしよしと頭を撫でる。
これもレンの得意技…。
ズルいんだからぁ~。と撫でられて甘えてみる…。
あ、冷めちゃう…!
私は慌ててコーヒーを飲もうとして口をつけると、熱かった…。
んっ!あつっ!
レンはすぐ水を持って来てくれた。
ありがとうと言い受け取り、コップの半分位飲み干した。
フゥ~フゥ~フゥ~…
ゆっくり飲めよと苦笑いするレンを横目に、慎重に飲んでいた。
レンは立ち上がり、お客様、お下げして宜しいでしょうか?
とまた店員に戻った。
ご馳走さま…美味しかったわよ♪と私も気取る。
また顔を見合せ笑いあう。
私洗うから、置いといて…と言うと、
分かったと言いソファに座った。
もうすぐお腹蹴ったりするのかな…?
足、ちっちゃいんだろうね…♪と言うと、レンも私のお腹に耳を当て、心臓の音が聞こえるよ…お~い…パパだよ~…。
ふふっと私は笑い、私も話したいよ~…と言う。
レンは私の声真似をして、ママでちゅよ~…気こえまちゅかぁ…♪
レン~!そんな声じゃないよぉ~!とふてくされた。
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