第1章

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もっと可愛く言って~♪ と、言った時ふと看護士さんの言葉を思い出した。 あれ…確か自分の声をお腹に当てて話せる物が有るって聞いた事ある…。 レンは、明日見に行こう♪と言って、またお腹に耳を当てる。 この生きてるという証の心臓音を結愛にも聴かせてやりたい♪ 早く明日にならないかなぁ~♪ 私はウキウキしていた。 今日は早く寝て、明日は早起きする♪ でねっ♪お弁当作るから、お店開いたらすぐ買って、公園で赤ちゃんの声を聴きながら三人でお弁当食べるの♪ いいと思わない!?とピョンピョン跳び跳ねた♪ おいおい!!落ち着け!!と抱き締める。 あ、ごめんなさい…赤ちゃん、ビックリしちゃうよね…。 私はペロッと舌を出した。 レンはそんな私を見て微笑み髪を撫でる。 あっ!もう10時だよ、レン!! 寝よう♪ 私はそう言ってレンを寝室へと手を繋ぎ引っ張る。 うわっ!とレンは突然引っ張られた勢いで、転倒してしまった。 あ、大丈夫!?ごめん、どこか打った!? 私は、レンの顔を心配そうに覗きこむ。 お尻がいたいよ~…。とレンは撫でている。 ごめんねぇ…。 私もレンのお尻を撫でながら俯くと、突然立ち上がり、結愛が撫でてくれたから直った♪とニカッと笑った。 本当?でも、良かった…。 他に痛いとこ無い? 不安気に聞く私に、無いよ♪と微笑む。 じゃ寝よっ♪と今度はゆっくり歩く。 ベッドに入り、レンは明日は病院行く日だなと言った。 あ…忘れてた…と言うと、ママ、しっかりしろよ♪とおでこを突っついた。 痛いなぁ…病院かぁ~…元気かなぁ…。 少し不安になり、レンを見る。 大丈夫だよ…。俺達の子供だ。元気に決まってる♪とまたニカッと笑った。 そうだよね…。 レンに励まされ、私は頷いた。 よぉし!頑張るぞぉ!! ガッツポーズをすると、また笑われた。 お休みなさい…と、レンの腕枕で目を閉じる。 れんの腕の温かさにすぐ深い眠りについた。 鳥の囀ずりに目を覚ますと、レンは居なかった。 今、何時だろう…。 時計を見ると、まだ5時だった。 素早く着替えを済ませ、階段を降りてキッチンへと向かった。 レン…。 お早う♪と朝のキスをすると、レンもお早うと抱き締める。
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