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突然だった。
吐き気を感じ洗面所へ走った。
もしかして…
私は緊張しながら何処の産婦人科が良いかネットで調べタクシーを呼び向かった。
何されるんだろう…
どうやって調べるんだろう…
不安だらけだった…
七海様!
ドキッ!とした...
・・・あ、私だ…。
あ、は、はい!
つい、大声で返事してしまったので
皆私を見てる。
恥ずかしい…
俯きながらそそくさと案内された所に向かい椅子に座った。
どうしよう…なんか怖い…
痛いのかな…何でもなかったら恥ずかしいよね…
やっぱり帰ろうかな…
そんな事を考え立ち上がろうとした時、
七海様、どうぞ中へ。
あ、はい…
診察され、ベッドに横になりお腹にヌルヌルした液体を塗りエコーで先生はここに頭があるの分かりますか?と問う。
え…頭…?
あの…赤ちゃんですか?
驚いた私の顔を見て、
先生はふふっと笑いながら、
おめでとうございます。
と言った。
赤ちゃん…?私達の赤ちゃん…?
私、お母さんになるの?
どうしよう…早くレンに伝えなきゃ…
レン、どんな顔するんだろう…
喜んで抱きつくかな…
それとも泣いちゃうかな…
それとも…色々な事を考え、
赤ちゃんかぁ…と言ったら
先生はまた笑っていた。
診察を終え、会計を済ませるのを待つのも焦れったくて、すぐパパになるレンの携帯に電話をしようと思った。
あ、でも待って…直接話して
驚く顔がみたいかも…
ふふっ♪
ついにやけてしまう。
あ~早く顔見たい!!
今日は帰り早いのかな?
また残業かなぁ…
最近残業続きだからなぁ…
そんな事を考えてると、
七海様!
あ、はい!
また大きな声を出してしまった…
まっいいか♪
私のお腹に赤ちゃんが居るのね…
なんだか不思議…
ゆっくり歩き会計を済ます。
お大事に。
そう言われ、ありがとうございます。
とまたにやけてしまった。
産婦人科を出ると何もかもが新鮮に感じた。
深く深く深呼吸をする。
酸素が赤ちゃんに届くように…
ゆっくりゆっくり歩く。
赤ちゃんが痛く無いように…
御祝いしなくちゃ♪
赤ちゃん何が好きかな♪
バナナかな…
アイスかな…
色んな事をまた考えにやけた顔で、
馴染みの店へ。
おじさんが、どしたい?ご機嫌だな♪
としわしわの顔が余計しわしわになる位
笑って言った 。
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