22人が本棚に入れています
本棚に追加
レンに近付き、耳元で囁いた…
家族が増えるのよ…
レンは、えっ!?と私の顔を見た。
これ以上瞳が開かない位…
それって…赤ちゃん…!?
黙って頷いた。
マジかよ!?本当!?本当に!?
レンの目は潤んでいた。
そして、ありがとうときつく抱き締めた。
駄目だよ…赤ちゃん苦しいよ…
と言うとレンは、あ、ごめん…と手を緩めた。
赤ちゃんかぁ…
膝まづいてわたしのお腹をそうっと撫でる…
パパだよ…聴こえるかい?
親バカになりそうね…と私は微笑んだ。
今日は豪華よ!
おじさんが、鯛くれたの♪
へぇ♪太っ腹だなっ♪
ねっ、早く食べよっ♪
あ、乾杯したいけど私はジュースで…
じゃ俺もジュースにするよ♪
二人で、えへへと笑い乾杯をした。
夕飯を終え片付けをしようとすると、
レンが、俺がやるからと私をソファーへ促した。
ありがとうと言うと、
俺の大事な家族だからな。
気にするな。
あれ?
照れてる…?耳が赤い…
ふふっ♪
レンの後ろ姿を見ながら幸せを噛み締めていた。
じゃ私はお風呂入ってくるね。
と言うと、
お腹ぶつけるなよ?とニカッと笑った。
そんなドジじゃないも~ん♪
と言いお風呂へ向かった。
私がお風呂から上がると片付けは終わっていた。
全部やってくれたの?
ありがとう。
そう言うと 、レンは、
俺はお前と子供の為に頑張る!
お前は無理しちゃ駄目だぞ?
うん♪分かった♪
でも、レン?レンも無理しちゃ駄目だぞ?
と真似して言った。
真似したなぁと彼は笑って、
私のおでこを突っついた。
えへへ♪真似っこしちゃった♪
レンはとても優しい瞳で私を見ていた。
そろそろ寝よっかと寝室へ向かう。
ベッドに入り、男の子かな…女の子かな
双子だったらどうする?
ん~双子だったら、俺の親に手伝って貰うか♪
そだね♪
五つ子だったら?
それは…俺がおぶって仕事行くよ♪
無理だよ~仕事できないよ~♪
そうだよな♪
あははは…
話は尽きなかった。
そんな楽しい会話を関係ないかのように夜は更けていった …
最初のコメントを投稿しよう!