第1章

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レンに近付き、耳元で囁いた… 家族が増えるのよ… レンは、えっ!?と私の顔を見た。 これ以上瞳が開かない位… それって…赤ちゃん…!? 黙って頷いた。 マジかよ!?本当!?本当に!? レンの目は潤んでいた。 そして、ありがとうときつく抱き締めた。 駄目だよ…赤ちゃん苦しいよ… と言うとレンは、あ、ごめん…と手を緩めた。 赤ちゃんかぁ… 膝まづいてわたしのお腹をそうっと撫でる… パパだよ…聴こえるかい? 親バカになりそうね…と私は微笑んだ。 今日は豪華よ! おじさんが、鯛くれたの♪ へぇ♪太っ腹だなっ♪ ねっ、早く食べよっ♪ あ、乾杯したいけど私はジュースで… じゃ俺もジュースにするよ♪ 二人で、えへへと笑い乾杯をした。 夕飯を終え片付けをしようとすると、 レンが、俺がやるからと私をソファーへ促した。 ありがとうと言うと、 俺の大事な家族だからな。 気にするな。 あれ? 照れてる…?耳が赤い… ふふっ♪ レンの後ろ姿を見ながら幸せを噛み締めていた。 じゃ私はお風呂入ってくるね。 と言うと、 お腹ぶつけるなよ?とニカッと笑った。 そんなドジじゃないも~ん♪ と言いお風呂へ向かった。 私がお風呂から上がると片付けは終わっていた。 全部やってくれたの? ありがとう。 そう言うと 、レンは、 俺はお前と子供の為に頑張る! お前は無理しちゃ駄目だぞ? うん♪分かった♪ でも、レン?レンも無理しちゃ駄目だぞ? と真似して言った。 真似したなぁと彼は笑って、 私のおでこを突っついた。 えへへ♪真似っこしちゃった♪ レンはとても優しい瞳で私を見ていた。 そろそろ寝よっかと寝室へ向かう。 ベッドに入り、男の子かな…女の子かな 双子だったらどうする? ん~双子だったら、俺の親に手伝って貰うか♪ そだね♪ 五つ子だったら? それは…俺がおぶって仕事行くよ♪ 無理だよ~仕事できないよ~♪ そうだよな♪ あははは… 話は尽きなかった。 そんな楽しい会話を関係ないかのように夜は更けていった …
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