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一寸は気持ちが悪いと思う。
「そんな顔しないでよ。年相応なってのを真似てんだから」
吐き捨てた言葉だが、これが仲間であると認めたくない。
ましてや、人であるとさえ思いたくない。
「別に俺は生きているんだから」
平然と応えないと言わんばかりに、自分の表情を流している。
「いえ。失礼しました。私が悪かったですね」
一つのことを思い当たり額を押さえつつ呟く。
子供らしさを教えたあいつが悪い。
何から何まであいつが悪い。
「よし。あ、お菓子はダメ」
慌ててお菓子を入れようとするのを止める。
「いいじゃん!」
「ももさん?」
「ごめんなさい」
土下座する勢いでお菓子を片付ける。
「というか次の標的あれですか?また変なのを」
「ああいうのが好きなんだ」
にやにや笑う様子に知っていると答える。
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