第3章

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男はメモを眺める。 「始まったか。誰か。後始末に迎え」 男は勝利を信じて疑わない。 だが人生万が一ということがある。 だからこそ告げるのだ。 勝てたら彼らが作ったな穴の修繕を。 負けたら跡形もなく殺せ。 と。 そんな冷酷な命令でなければ他は救えない。 そうでなければ誰一人として救うことは許されない。 だから男は楽しさに歪みきったメモを見る。 「これだから」 吐き捨てながらも味方に連絡をさせる。 はじまったと。
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