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ゼロはそう言いながら納得していた。
「最初から知るより、少しずつ知っていくのが面白いからな。最初から全部知ってたら駄目だろ」
本当はこの疲れた状況でまた前みたいに長い話をされたらたまったもんじゃない。
それに、学校はある程度調べてある。
地球の学校とほぼ同じで、それに魔法と戦闘などが加わるだけである。
「そんな事いいますが、本当はめんどくさいだけですよね」
レイはそう言い、残念なものを見るような目で見てきた。
「・・・・・・・・・・・・・ナンノコトヤラサッパリダ」
「わかりやすいな」
「わかりやすいですね」
その光景にゼロは再びため息をついていた。
「まあ、ゼロ。信哉は大丈夫ですよ。信哉は休憩時間にいろいろと調べていたみたいですから」
「そうなのか?」
「おま!?何でそれ知ってるんだよ!」
誰にも見つからないよう、いろいろとしてたんだぞ。
「何ででしょうね」
「ぐぬぬぬぬ。やりおるな」
「はいはい」
「やっぱり仲良くなってるわね。お姉さん嬉しい」
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