1181人が本棚に入れています
本棚に追加
「信哉こっちに来てください」
レイはそう言い、俺の手を掴み引っ張って連れてかれた。
正直、引っ張られるのはどうでもいいが、正直この殺気はどうにかして欲しい。
手を引かれ教室から出て、屋上にたどり着いた。
「ここでいいですね」
「なんかあるのか?愛の告白ゴフ!?」
今度は言い終わる前に、レイの拳が鳩尾に見事に命中した。
「何をするのじゃー」
「まだ余裕があるんですね」
レイは俺の反応をみて、拳に魔力を集め始めた。
「本当に仲がいいんだな」
その時、屋上の入り口から男の声が聞こえてきた。
「だね。あのレイがここまで仲がいいなんて」
続けて女子も入ってきた。
「来ましたね。エン、メイ」
どうやら、2人共レイの知り合いだったようだ。
ちなみに、イケメンと美女である。
「思ってた以上に仲がいいん良くて驚いたよ」
美少女は笑顔で言って来た。
くそ、かわいいぜ。
「それはもう、ワシとレイnイタイイタイ!レイさん手が取れる!これはやばい」
「ふざけませんね」
「はい!」
俺がそういうと、レイは俺の手を放した。
こいつ、手加減というのを知らないのか?というくらいの痛みであった。
最初のコメントを投稿しよう!