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「・・・・・・はい。わかりました」
リンは覚悟を決めたようだ。
「私・・・・人間なんですが、魔力が2万で属性が1つしかないんです」
「・・・・・・・・」
「驚きますよね・・・・・・・」
リンはそういうと悲しそうな顔をしていた。
「いや、え?お前ら俺のこと聞いてないのか?これだから最近レイ痛いよ!?」
俺があきれたように手のひらを横にして首を振った瞬間、レイに手首をひねられた。
「私が何ですか?」
レイはどうやらお怒りのようだ。
「でもさ、レイさん!?あなたが話しておけばリンさんが勘違いしなかったか痛い痛い!?何故力を強める!?」
「ごめんさいは?」
「我々の業界でも拷問です。キリ」
「そうですか」
「ギャー!?」
その後、少しの間腕が痛かったです。
「大丈夫ですか?」
リンが心配そうに尋ねて来た。
「大丈夫じゃない、問題だ。まあいいや、さっきの話しな。さっき言っただろ。俺も魔力2万しかなく、しかも属性なしの雑魚だ。さらにこの世界の事も知らない俺がいるんだ」
「信哉良いんですか?」
レイは心配そうにしていた。
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