caged heart

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「おいで」 仄暗い部屋の中で 彼の甘い声が響く その声を聞いただけで 胸が騒いでしまう 踏み出せずにいると 彼の綺麗な手が伸びてきて 焦れるように私を掴まえた 「早く」 私を抱き締めると 耳元にまた、甘ったるい声を響かせる いつもは落ち着いた彼が そんなふうに欲してくれていることに 体中が疼き始める
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