ハーレム高校生と愉快な仲間たち④

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「で、アンタ作戦はどうなったのよ。てか、メッセージ送ったのに、なんで見てくれなかったの?」 「え、連絡してくれていたのか?」 「言ったじゃないのよっ!」  スマホのアプリを開くと、確かに菜月から何件かメールが来ていた。しまった、見てなかったな。どうせ宗からの悪戯だろうと流してたけど、アイツは通知オフにしていたんだった。 「まー、別になにもないよ。作戦は失敗だ。安穏のメンタルが強すぎた」  適当にポッテトを食べながら返答する。これにて『らんでぶーおばけやしき(きらきら)作戦』も敗北と。というか、今更だけどなんだこの作戦名。そろそろ飽きたな。 「はぁ……情けない。やる気あるわけ?」 「そりゃあるよ。やる気満々マングローブだ」 「ふざけないで。この調子だと、絶対上手くいかないわね」  そう言って彼女は乱暴にポッテトを摘んだ。食べないと言いつつも、結局食べるのか。 「【確実】だとか言ってたクセに……」  それは何の気なしに出てきた本心だった。ポッテトにケチャップを付けて、いつものような軽い言葉のツッコミをしたつもりである。嫌味とか皮肉とかではなくて、ただの指摘として。  だけど、コレがマズかった。いや、ポッテトが不味いとかそんなダブルミーニング的な意味合いではなくて……ともかく体調が悪い上に、機嫌を損ねている彼女の前で、呆れて苦笑した姿を見せたのがいけなかった。 「は? あたしのせいだって言いたいワケ?」
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