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「どうした?どこか痛くした…」
乱暴だったかと慌てたが、彼女が手をやったのは
明らかに俺が触っていない場所。
「大丈夫です、ちょっと…」
言い訳する多恵を無視して、服をはぎ取った。
そして俺の目に飛び込んできたのは…
「何だ、これは?」
白い肩に、大きな青い痣。
一部は既に、紫色に変色を始めている。
「ちょっと、ぶつけちゃって」
「ちょっとどころじゃないだろう?
よほど強くぶつけるか、殴るかしないと
こんなには…」
隠そうとする、多恵の態度に不信を持った。
「誰にやられた、自爆なら隠さないだろう?」
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