8.想いのままに

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「そ、その事に触れないで、とにかく放して下さい」 「さて、どうするかな」 真っ赤になって、顔を背けようとする。 多恵はさっき二人でした行為が、照れくさくて 仕方がないらしい。 そんな可愛い反応するから、からかいたく なるっていうのに。 「お願いですから」 無視して白い喉に唇を這わせ、襟を引っ張って 鎖骨付近を強く吸い上げた。 胸元にクッキリと浮かんだ赤い花。 こんなものを、女に付けたのも初めての事。 「毎日一つどこかに付ける。おまえは俺のものだって 忘れるなよ」 本人は気づいて無いが、多恵は社内の男共に 結構注目されているんだ。 圧倒的に男が多いうちの社で、たった二人の 女の新入社員。 俺の補佐になった事で、更に目立ってしまった。
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