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「他の男に触らせるな」
頬に手を滑らせて、言い聞かせる。
この滑らかな頬も、しなやかな手足も、柔らかな
その膨らみも、全部俺のものなんだから。
「自分から触らせるわけ、無いでしょう」
凄く嫌だったと抱き付いてきた。
たったそれだけで気分が上昇する。
顎に手を掛けて、顔を上に向かせると、何を
期待したのか、目を閉じて唇を差し出した。
その可愛らしい仕草に、鼓動が跳ねる。
有り難く堪能したいが、お仕置きだからな。
多恵の意のままになるわけにはいかない。
鼻がくっつくほど顔を近づけて…
「という事で、風呂に行くぞ」
「へ?」
パッチリと目を開け、間抜けな声を出す多恵を
抱えて、風呂場に連れて行った。
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