10.jealousy

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「「「乾杯」」」 榎田に連れられて行った、待ち合わせの居酒屋で 旧友と、久しぶりの再会。 榎田と俺がスーツ姿なのに、松崎は私服。 それだけで俺達がもう、そっちの世界には いないんだって実感させられた。 「守谷が来るなんて、びっくりしたぞ。 何回誘っても来なかったのに」 背中を叩いて、松崎がはしゃぐ。 「止めろ、それ地味に痛い。 ワザとスナップ利かせるな。 おまえは現役のアスリートなんだぞ」 「バレた?でも今触った感じ、おまえも衰えて 無いと思うぞ?」 「こいつはこの前まで、ジム通い ばっかりしとったからな」 榎田が無用な情報を暴露する。 案の定、松崎が飛びついた。
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