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「紹介できるほど知らん」
「俺かて一人者やし」
多恵以外の女とは、まともに話もしないのに
紹介どころじゃない。
「頼みは守谷の彼女か?
合コンのセッティング、頼んでくれよ」
松崎が手を合わせて拝んでくる。
「俺の彼女の友達だと、犯罪なんじゃないのか?」
「わーごめん。犯罪じゃないです。お願い!」
現金な奴だな。でもこいつは真面目な奴だし。
「一応話しておくけど、期待するなよ」
「おう、頼むぞ」
こうしてひとしきり、女の話でもり上がり、
その後は自然と、バレーボールの話になって
夜が更けて行った
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