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「好きだ!!」
生徒で賑わう食堂のど真ん中で大声で愛の告白をするのは、この学園の生徒会長
そしてその愛の告白を受けた幸運な生徒は...
「あー...ごめんなさい」
平凡という言葉がしっくりくる男、鳴沢孝一
「あ...うっ...そう、か...」
「会長様!?気をしっかり!!泣いちゃダメです!」
「鳴沢君ももうちょっとオブラートに包んであげてよ!確かに会長様は場所も雰囲気も考えずに突っ走っちゃったけど!!」
「まず親しくなってから告白すればいいのに、顔見たら我慢出来なくなっちゃってつい口走っちゃったけれども!!」
食堂のど真ん中でしくしくと失恋に浸る生徒会長とそれを然り気無く心の傷を広げながらフォローをする親衛隊
「と、言われましても...」
困ったことになったなぁと困惑する孝一
「そもそも、俺と会長に接点なんてないでしょう?なのにいきなり好きだと言われても...」
「初めて...じゃ、ない...」
「え?」
そう...孝一が忘れているだけであって、実は2人は過去に出会ったことがあったのだ
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