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「鳴沢は覚えてなかったかもしれないけど、俺はずっと鳴沢に会いたかった」
あの時のお礼と自分の想いを伝えたかった
「鳴沢...お前はいきなり好きだなんて言われてただ迷惑でしかないかもしれない...だけど、ちゃんと俺のこと知って、それから答えを出してほしい」
「....そうですね...確かにそれは一理あります。分かりました。じゃあお友達からってことでいいですか?」
「!!あ、ああ!!ありがとう鳴沢!!」
いつもの威厳はどこへやら、鳴沢の前ではただの恋する乙女へと変貌してしまう会長様に親衛隊達は涙した(良かったねという意味で)
「それじゃあまず名前から教えてくださいよ。よくよく考えたら、俺貴方の名前知らないや」
鳴沢の中で俺は会長という役職でしか知られていなかったというわけか
少し...いや、好きな人にこれっぽっちも興味を持たれなかったのはショックだけど、これから俺を知ってもらえばいいんだ
「俺の名前は...ーーーー」
end
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