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「お前達のやっていることはここでは通用するかもしれないけど、外に出れば無力なんだよ!外見だけが良くたって現実社会じゃ生き残れないんだよ!」
ゼーハーとノンブレスで荒れた呼吸を整えていると、
「僕らなら兎も角、生徒会の皆様にそのような発言...赦せない!!」
の一言を皮切りに、上がる罵声
「どうせ自分が醜いからその言い訳でしょ!!恨むなら醜い親を恨みなよ!!」
ここで二度目のプッチーン
「お前...言って良いことと悪いことの区別もつかないのか?お前は...お前を産んで大切に育ててくれた親を侮辱されたら...悲しくないのか?」
プッチーンいったけどとても静かに、低い声で問いかける
「俺のこれはさ、母さんと叔父さんがどうしても着けてくれって言うから...大切な人が願うことだから従ってただけだ。でもコレのせいで俺の大切な人が悪く言われるなら...」
俺は頭の上に乗るボサボサの鬘を取り去り、瓶底眼鏡も外す
「こんなの...必要ない」
暫く続く沈黙の後に
「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」」」」」」
食堂中の生徒が今1つになった
「あんたほんとにあの転入生!?」
「入れ替わったんじゃないよね!?」
「俺は俺なんだけど...てか入れ替わるって忍者じゃないんだから」
なんだ?ただ鬘と眼鏡取っただけじゃねーか
「あんなに綺麗だったなんて...」
「うわ...俺勃ったわ!」
「やべ...俺も」
「僕あの子ならタチになれそう」
綺麗?誰のこと言ってんだ?あと後半は意味わからん
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