Episode 7 her body――あのカラダ

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「だけどさ、人は見かけによらないな。あの清純そうな星蘭ちゃんがそんなこと」 祐介がよからぬ想像に浸るように瞑目する。 「よせよ、考えるな」 「それにしてもずいぶん念入りに取り付けたな?」 細かくコマ割りされた画面。 覗き込むようにして雅彦が言った。 「ああ、僕の性分さ」 「完璧主義か。でも安心したぜ」 「何が。僕がしてること――犯罪だよ?」 「いや、正直俺たち心配してたんだ」 おどけて見せる僕に、真顔で雅彦が向き直る。 「そ。彼につけこまれるんじゃないかと――。夢中だったろ、昔?」 軽い調子で祐介が茶化す。 「ああ、そうだな――」 過去形か――。 そう彼らの中ではすでに。
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