Episode 7 her body――あのカラダ

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だけど僕は? 僕の時間はレンを抱いたあの日からずっと――。 深い暗闇の中に 止まったまんまだ。 「おい、あれ――」 何の前置きもなく――。 突然、レンが画面に現れた。 と同時にアトリエの外 かすかに隣室の扉の閉まる音がする。 レンはまるでカメラに向かって微笑みかけるように、甘い笑みを浮かべていた。 ――それだけじゃない。 誘いかける――少年特有の挑発的な視線。 密会を象徴するように、口元に人差し指を立ててみせる。 きっとレンの視線の先には 頬を赤らめうつむく星蘭がいる。
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