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あの後美月にチョップというなの説得をされ無事に登校することができた。
そしてただいま五時間目…
― あぁ、いい天気だなぁやっぱり平和が一番だ…
とか考えているとだんだんウトウトしてきた光也、そして眠りに落ちてしまう。
……け…
―ん?
あ……たち……けて
―誰だ? 何を言ってるんだ?
「光ちゃん、光ちゃん」
不意に体を揺られて目を覚ました。
「んっ美月か…」
「もう学校終わっちゃったよ。一緒に帰ろ」
「わかった」
光也が机に突っ伏していた顔を上げると美月が驚いた様子で
「どうしたの?光ちゃん…それ…」
「えっ?」
光也の頬を涙が流れていた。
「何かあったの?」
「実はさ…」
光也は今見た夢について話した。
「それでさ、その声を聞いていたら何だか胸が締め付けられるような感じがして気づいたら…」
「うーん何だか不思議な夢だね」
「うん……
まぁ悩んでたって仕方ないか。帰ろーぜ」
「あっうん」
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