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諸葛瞻は黄皓の手を放すと、更に金銀財宝を取り出した。
「お願いがござる。」
黄皓は我に返り、
「何でも言ってください」
「黄皓殿にとっても姜維は邪魔者。
彼に対抗できるよう、近衛兵を総括する、御林軍総監に就任させていただきたい。」
黄皓はニヤリと笑った。
「御林軍総監とは無欲ですな…‥‥。
まあ、お安いご用じゃ。」
「ありがとうございます。」
その時、黄皓は見落としていた。
諸葛瞻がニヤリと笑ったのを。
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