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やがて
「勇虎砕身!!」
諸葛瞻は諸葛尚の槍を下から上に跳ね上げ、両断するや、一気に踏み込んで、尚の喉に剣を突き立てた。
諸葛尚は呆然とするばかりだ。
諸葛瞻も言葉を発しなかったが。
やがて。
「父上、何故、歩兵用の剣術を?」
諸葛尚が瞻に尋ねた。
「何故だと思う?」
「国の為ということ以外は分かりませぬ。」
「ふっ。 まだまだだな。
近々、私は宦官黄皓に取り入り、御林軍総監に就く。
その時の為よ。」
「何ですと?!」
諸葛尚はキレだす。
「見損なったぞ! 親父?!
それでも諸葛家ですか?」
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