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諸葛瞻はその後、黄皓の首を引っさげ、劉禅のいる、宮殿に向かう。
劉禅はちょうど、女遊びに飽きて書を読んでいた。
「どうしたのじゃ? 諸葛瞻。」
「陛下。 私は黄皓を殺しました。」
劉禅は驚いた。
「何故じゃ?!!」
「これが動機です。
姜維が一時、トウ艾を上回る武勇を発揮したときがありました。
この時、黄皓は、トウ艾参謀の党均の賄賂を受け、姜維将軍謀反の流言を流しました。
これは、党均からの賄賂を受け取った明細です。
彼は売国奴でした。」
諸葛瞻は紙を渡す。
「…………確かに、そういう噂がたったな。
そなたの父上の推挙した者なら間違いはないはず。
黄皓が流したならば、納得だ。」
劉禅側近の樊建は言う。
「諸葛孔明の時も、宦官が流しました。
今回も間違いないはずです。 」
ショウ周も語る。
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