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鐘会以下全軍、諸葛瞻軍に気を取られていたその時。
「大変です! 姜維軍が打ってでました!」
「何っ!」
鐘会は軍三十万。 姜維は十二万。
攪乱されては到底太刀打ち出来ない。
しかし。
「大将は許儀殿。 援軍ですな。」
「今頃遅いわい‥。」
鐘会はまだ、トウ艾の降参を知らなかったので、安堵した。
「直ちに陣に招け! 奴の責任を追及する。」
許儀は大将に扮し、約五万の兵士と共に陣に入っていった。
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