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「おい、許儀!! おそいではないか!」
許儀はニヤリと笑い。
「申し訳ありませんでしたが。 トウ艾様は既に成都に入りましたぞ?
遅いのはあなたです!」
「何っ!」
「という訳で、御免!」
/
戦斧を振り下ろした。
「ぎゃ!」
鐘会は落命した。
「よし! 鐘会が死んだ! 」
諸葛瞻は大声に叫ぶ。
「鐘会は既に死んだ! 魏の兵士は我々に下れ!! 」
霍弋が首を挙げる。
「何っ! 鐘会が討たれた?」
「あいつ、クズだったよな」
「あんな奴のために敗戦の責任を問われたくないよ。」
「蜀に降ろうか。」
「そうだな。」
魏の兵士は降参を始めた。
その様子を見て取った諸葛瞻は、狼煙を挙げて姜維に知らせた。
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