第1章

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晴れた日はいつも庭でゴロンして撫で撫でしてと甘える君を思い出して、今日のお天気が切なくて泣いてゴメンね。 お外でいっぱいマッサージして撫で撫でしてとねだる君、もうアタシが疲れてしまうくらいずっと甘える君が懐かしく切なく悲しいよ。 ずっと目を閉じて息をしてる君、アタシは側に居るのは分かるかな? 1人では絶対に旅立たせたりしないから、必ずちゃんと抱きしめて旅立たせてあげるから安心していいからね。 でも、神様お願いです。 君の匂いがドンドン薄くなるのはお別れが近いからでしょう? もう少し、もう少し君の匂いを嗅ぐ時間を与えてください。 君が自分で食べなくなって一週間、水やヨーグルトをコッソリあげて3日過ぎたけれどまだ離れたくないよ。
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