第1章

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雪を必死に食べてたのがついこの前で、大きな腫瘍が重そうで介護ハーネスで散歩したね。 雪が降ってるのに帰りたがらない君に少し困ってた事、本当は知ってたでしょう。 もっと雪の中、歩きたいんだなと思いながらも帰ってきたのがほんのこの前なのにね。 大きな大きな腫瘍を持ちながらも嬉しそうに歩く君を見るのが大好きだった、ドジだから転ぶと抱きしめて立たせた重みを忘れないよ。 あんな重い大きな腫瘍を毎日君は体につけてたんだよね。 出来ることなら手術してあげたかった、無理と言われても違う病院を探して何とかしてあげたかったのが本音。 もうすぐ、虹の橋を渡る君への後悔です。
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